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ベテランパパから新米パパへ 愛あるメッセージ

パパが読む!パパのキモチ
2021.06.10

パパの子育て。あなたはどんなイメージを持っているだろうか?

自分の好きなことをやる時間が制限される、とネガティブなイメージもあるかもしれない。せっかくだから、子育てに自分の趣味をどう生かせるか、という視点で、新しい可能性を模索してみたい。

例えば、昔からやっているスポーツを、子どもに教えながらやってみるとか、押入れの奥に眠っている楽器を取り出して、子どもと一緒に歌ってみるとか。僕の周りでは、週末に親子でキャンプに行ったり、動物園に遠足に行ったり、料理教室で学んだ料理を親子で作ったりと、パパたちが子どもたちとそれぞれの時間を楽しんでいる。あるイベントで出会ったパパは、小物づくりの趣味が高じて、手作りした娘さんの革製品のリュックを見せてくれた。娘さんが嬉しそうに自慢していたのが印象的だった。

以前の職場の上司は、息子さんとの野球が楽しみだったそうだ。飲み会の席で、息子さんから言われたことを教えてくれた。息子さんが成人式を迎えたとき、「お父さんはずっと厳しくて怖かったけど、野球の時だけは楽しそうだった。その時間が好きだったよ」と言われたそうだ。普段は厳しい上司が、照れ笑いしながら語るプライベートの姿に、すごく親しみを感じた。

子どもとの時間。趣味を犠牲にするのではなく全力を注いでみることをオススメしたい。

そうは言っても、思い通りにいかないこともたくさんある。

例えば、赤ちゃんが泣いたとき。まだ言葉で会話ができない赤ちゃんは、泣くことで親に伝える。おむつが濡れている、お腹がすいた、眠くなった、さみしい、などなど。

でも、どれも同じ泣き方に聞こえるから、赤ちゃんを落ち着かせるには、思い当たることを片っ端から実行するしかない。おむつは、見て触れてチェック。食事や睡眠は、時間帯や内容をママに確認しながら対応。  うまくいけばいいが、どれにも当てはまらず「ママがいい!」って泣くこともある。パパがいくら抱っこしてあやしても泣きやまない…不安とアセリはどんどん大きくなる。そしてママが抱っこした瞬間、スイッチを切り替えたように泣き止む赤ちゃん。よくあるパパの心を打ち砕く瞬間だ。僕も何度がっかりしたことか…。  そんな時も、落ち込む必要はない。  ここでちょっと想像してみよう。あなたは、カラアゲとカレーが大好き。そして今はカラアゲが食べたくて食べたくて仕方ない。そんな時に目の前にカレーを出されても、きっとこう思うだろう。「違う!カラアゲが食べたいんだ!!」別に、カレーが嫌いになったわけではない。  赤ちゃんが「ママがいい!」と泣くのも同じこと。パパが嫌いなわけではない。パパも大好きだけど、今はママがいいのだから仕方ない。  「パパだって、今はママがいいさ!」と、泣きたくなる心も通わせながら、諦めずに子育てに取り組もう。  大変なことも多い子育て。核家族が増えている今、孤立した「孤育て(こそだて)」にならないように、周りに理解してくれる人を増やしていきたい。  僕の場合、息子さんとの野球の話を聞かせてくれた上司が、職場のよき理解者になってくれた。我が家では妻の流産も経験したが、妻から急に体調が崩れて病院に行くと連絡があったことを伝えた でも、どれも同じ泣き方に聞こえるから、赤ちゃんを落ち着かせるには、思い当たることを片っ端から実行するしかない。おむつは、見て触れてチェック。食事や睡眠は、時間帯や内容をママに確認しながら対応。  うまくいけばいいが、どれにも当てはまらず「ママがいい!」って泣くこともある。パパがいくら抱っこしてあやしても泣きやまない…不安とアセリはどんどん大きくなる。そしてママが抱っこした瞬間、スイッチを切り替えたように泣き止む赤ちゃん。よくあるパパの心を打ち砕く瞬間だ。僕も何度がっかりしたことか…

そんな時も、落ち込む必要はない。

ここでちょっと想像してみよう。あなたは、カラアゲとカレーが大好き。そして今はカラアゲが食べたくて食べたくて仕方ない。そんな時に目の前にカレーを出されても、きっとこう思うだろう。「違う!カラアゲが食べたいんだ!!」別に、カレーが嫌いになったわけではない。

赤ちゃんが「ママがいい!」と泣くのも同じこと。パパが嫌いなわけではない。パパも大好きだけど、今はママがいいのだから仕方ない。

「パパだって、今はママがいいさ!」と、泣きたくなる心も通わせながら、諦めずに子育てに取り組もう。

大変なことも多い子育て。核家族が増えている今、孤立した「孤育て(こそだて)」にならないように、周りに理解してくれる人を増やしていきたい。

僕の場合、息子さんとの野球の話を聞かせてくれた上司が、職場のよき理解者になってくれた。我が家では妻の流産も経験したが、妻から急に体調が崩れて病院に行くと連絡があったことを伝えたとき、仕事は心配せずすぐに帰るようにと言ってもらった。2人目の妊娠期間などには、なるべく無理なく融通が利くような仕事の進め方を調整してもらった。何かと配慮をしてもらい、とても働きやすい環境だった。

そんな上司も、最初はそうではなかった。長男の保育園のお迎えで、言い争いになったことがある。我が家は夫婦共稼ぎで生活していて、妻がどうしても仕事を抜けられなかったとき、僕が早めに帰ろうとしたらチクリと言われた。「お迎えは、奥さんに行かせればいいだろう」と。世代間の価値観のギャップだ。若さの勢いもあってこちらも引き下がらず、ちょっとしたバトル状態。最後には、「それならお前が会社辞めて子どもの面倒見ればいいだろう」とまで言われた。今から十二・三年前、イクメンという言葉が世に出始めた頃の思い出だ。

その瞬間はもうダメだと思ったが、少し時間を置くと上司も冷静に考えてくれて、腹を割って話したことで理解してもらうことができた。それ以降は、とても心強い存在になった。地域の中では、PTA活動を通じて顔見知りが増え、子どもを見守ってくれる環境があることを知った。周囲とのつながりがあって、困ったときに助け合える関係があるからこそ、子育てをしていけると感じる。

そして、子育てをしていくうえで、一番大事にしたい人間関係は夫婦。

一緒に過ごす時間が長くなるほど、言わなくても分かってほしいという気持ちが大きくなりがち。でも、いくら近い間柄でも、人の気持ちは表現しないと分からない。何をどこまでしてほしいか、どんなことはやってほしくないか、何が嬉しいか、悲しいか。お互いの気持ちを共有しよう。

男女には志向の違いもあると言われている。女性は共感を求めるのに対して、男性は問題解決・結論に向かう傾向があるそうだ。例えば、「今日、こんな嫌なことがあったよ」とママが話しかけてくる場面を見てみよう。パパは、ママの状況を救おうと頭を働かせ、「だったらこうしたら?」とアドバイス。あれでもない、これでもない、と言い合いながら、最後には「そんなに嫌ならやめればいいのに」と。よかれと思って言ったはずなのに、ママはガッカリしたり、怒ったり。ママが求めていたのは、アドバイスではなく、夫婦で感情を分かち合うことなのだ。途中で話を遮らず、しっかり話を聴いて気持ちに耳を傾けよう。

私事だが、この春に長男が中学校を卒業する。「子どもにしてあげられることがどんどんなくなるって、さみしいね」と妻が言った。

今、改めて思うのは、「子育ては期間限定」。本当にあっという間だった。

働き盛りと言われる時期と、子どもが小さい時期が重なるから、いろんな悩みも生まれてくるだろう。でも、仕事も落ち着いてゆとりができてから子どもと関わろうと思っても、時間は取り戻せない。

子どもとどんな時間を過ごしたいか?どんな姿を子どもに見せたいか?  そう自分に問いかけると、大変だけど仕事にも一生懸命に向き合いながら、家庭のことも真剣に。

そして、笑っている父親の姿を子どもに見せたいと思う。