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妊娠中から考えたい我が家のスマホルール
毎日、何よりも手放せないスマホやケータイ、タブレット(以下、スマホと略称します)。スマホ画面は、指先の力が弱い赤ちゃんでも簡単にタップできるため、現在、乳幼児向けのアプリは2000種類以上もあるとか。しかし、妊娠中や子育て中もスマホを頼ってばかりで大丈夫でしょうか?心と体が急成長する赤ちゃんに、動画を見せたり、ゲームをさせたりするとどんな影響があるのか…。本誌では、子育てとスマホの関係を考えることにしました。
スマホが与える赤ちゃんへの影響とは!?
体力や運動能力に差がでる可能性も
赤ちゃんは興味があるものに手や足をのばしたり、「あーあー」「うーうー」など声を出します。スマホを長時間見せていると、自由に体を動かすことが少なくなり、体力や運動能力を成長させるチャンスが減ります。
視野が狭くなり視力も心配に
生まれたばかりの赤ちゃんでも、明るい方を見ようとします。スマホの画面は明るく、赤ちゃんの目には刺激が強すぎます。また、小さな平面画面を見る時間が長いと視力の発達を妨げます。
心や言葉の発達への影響
赤ちゃんは泣いたり、ぐずったりして気持ちを訴えます。そんな時、頻繁にスマホを見せていると親子のコミュニケーションが少なくなり、親子の絆や信頼関係が深まりません。心や言葉の発達に影響がでることも…。
見直しましょうメディア漬け
スマホが赤ちゃんに与える影響はなんとなくわかっても、実際には、スマホなしという生活は難しいもの。また、赤ちゃんが生まれると、外出や買い物が難しくなったり、お友だちと会う時間が減ったりするため、スマホはママのいい気分転換になったりします。だから、スマホの使い方に少し気を付ければいいのかもしれません。そこで、日本小児科医会が提言する5つの提言をご紹介します。
❶2歳まではテレビ、DVDの視聴を控えましょう
❷授乳中、食事中のテレビ、DVDの視聴はやめましょう
❸すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です(メディアに接触する時間は1日でトータル2時間を目安にしましょう。)
❹子ども部屋にはテレビ、DVDプレイヤー、パソコンを置かないようにしましょう
❺保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう
出産前だからこそパパと話し合いを!
赤ちゃんが生まれる前に、パパとスマホの使い方について話し合いをしておくと安心です。「赤ちゃんの前でゲームをしない」、「不安なことはスマホで検索しないで小児科の先生に聞く」、「泣き止まないとき、まずスマホ!はやめる」などなんでも大丈夫。迷ったときは上記の5つの提言を参考に、我が家流のルールを決めるのはいかが?スマホもルールをもとに上手に使えば、ママもパパも笑顔が増えて赤ちゃんもご機嫌です!ぜひ家族みんなでスマホと上手に付き合って子育てしましょう☆